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H.TechnologyDesign and Marketing
執筆: 藤山 裕輝

MEO対策は意味ない?意味が薄い事業と欠かせない事業を、運用した教室の数字で分ける

「MEO対策は意味ない」。そう調べている方は、営業の電話を受けたか、少し試して手応えがなかったのかもしれません。

先に答えると、意味があるかどうかは、事業によってはっきり分かれます。 お客様が地図でお店を探す事業には欠かせません。一方で、そうでない事業には、ほとんど効きません。

私たちは、その両方の側にいました。自分たちのプロフィールは約1年止まっていたのに、困ったことは特にありませんでした。一方で、運用を担当したピラティス教室では、2か月でプロフィールを見る人が約2倍になりました。この記事では、その2つの実例から「意味がある事業」と「意味が薄い事業」の分け方を書きます。

この記事の要点

  • MEO が効くかどうかは、お客様が地図や「業種+地名」で探すかどうかで決まる
  • 会社同士の取引(BtoB)が中心の事業には、効果が薄い。来店型・出張型・飲食店には欠かせない
  • 運用した教室では、見る人が2か月で約2.1倍に。効いたと感じたのはクチコミ集めとプロフィールの整備
  • 判断は順位ではなく、電話・ルート・ウェブサイトのクリックで見る。私たちも、教室ではそこを記録していなかった
  • 自分でやってもよい。ただし決まりが多く、違反するとプロフィールが止まる。手間を減らしたいなら頼む

MEO対策とは、地図で見つけてもらうための手入れ

MEO(Map Engine Optimization)対策は、Google マップや「業種+地名」の検索で、お店の情報(Google ビジネスプロフィール)が見つけてもらえるように整えることです。営業時間や写真、クチコミ、投稿など、プロフィールの中身を手入れしていきます。

広告と違って、お金を払えば上に出るものではありません。だからこそ「やっても意味がない」と言われることもあります。

意味が薄い事業、欠かせない事業

MEO対策が効くかどうかの分かれ目。会社同士の取引が中心の事業は、お客様が地図で探さないので効果が薄い。来店型のお店、飲食店、お客様の所へ出向く出張型の事業は、業種と地名で探されるので欠かせない

図1:MEO が効く事業、効きにくい事業

分かれ目は、お客様がその事業を、地図や「業種+地名」で探すかどうかです。

  • 欠かせない事業:来店型のお店(美容室・整体・教室・クリニックなど)、飲食店、お客様の所へ出向く出張型の事業(修理・清掃・出張の施術など)。近くで今すぐ探す人が多く、地図に出ていないと候補にすら入りません
  • 効果が薄い事業:会社同士の取引(BtoB)が中心の事業。取引先は、地図で探して決めることがほとんどありません。紹介や付き合い、比べるための資料で選ばれます

出張型の事業は、店舗がなくても住所を出さずにプロフィールを作れます。お客様が「業種+地名」で探す点は、来店型と同じです。

私たちのプロフィールは、1年止まっていても困らなかった

私たちも店舗を持たない出張型ですが、仕事はホームページやシステムの制作など、会社や事業者さんとの取引が中心です。地図で探して頼まれる仕事ではありません。Google ビジネスプロフィールは、気づかないうちに約1年止まっていました。それでも、その1年で困ったことは特にありませんでした。

これが、効果が薄い事業の実感です。

それでも戻したのは、見つけてもらう入口がひとつ増えるからです(戻すまでの記録はGoogleビジネスプロフィールの停止を解除するに書いています)。効果が薄い事業でも、止まったままより、正しい情報が出ている方が安心です。ただ、毎月の手間とお金をかけるかどうかは、別の話です。

運用すると、何が変わるか(ピラティス教室の数字)

ここからは、欠かせない側の実例です。以前、パートナーの会社と一緒に担当していた、県外のピラティス教室(2024年)の数字です。運用を始める前の6月の数字を取っておき、7月から運用しました。

県外のピラティス教室の運用前と後。プロフィールを見た人は、6月3,053、7月5,561、8月6,288、9月5,690。プロフィールが表示された検索の数は、6月1,492、7月3,575、8月4,057、9月3,436。地名を入れた検索は、6月678から8月1,983に増えた

図2:ピラティス教室の、運用前(6月)と運用後

  • プロフィールを見た人:6月 3,053 → 8月 6,288(約2.1倍)
  • プロフィールが表示された検索の数:6月 1,492 → 8月 4,057(約2.7倍)
  • 「ピラティス+地名」の検索:6月 678 → 8月 1,983(約2.9倍)
  • 見た人の9割以上が、スマホからでした

運用していて、いちばん効いたと感じたのは、クチコミ集めとプロフィールの整備です。定期的な投稿も続けていました。

正直に書いておくことが2つあります。

ひとつは、同じ時期に Instagram の運用もしていたので、すべてがプロフィールのおかげとは言い切れないこと。9月に少し下がった理由も、はっきりとは分かっていません。

もうひとつは、電話やルートの検索、予約がどれだけ増えたかを記録していなかったことです。当時の管理シートには、見た人の数と検索の語だけが残っています。「見られる回数」は増えましたが、それがどれだけ来店につながったかは、数字では示せません。次の章で書く「判断の仕方」は、この反省から来ています。

「意味ない」と感じる、よくある理由

効くはずの事業でも「意味がない」と感じるときは、たいてい次のどれかです。

  • 情報が足りない・古い:営業時間、写真、メニュー、サービスの説明が空っぽだったり古かったりすると、見つかっても選ばれません
  • クチコミが少ない・返信していない:地図で比べるとき、星の数だけでなく、クチコミの新しさやお店の返信も目に入ります
  • 事業に合っていない:会社同士の取引が中心の事業では、手をかけても効果が出にくいのは自然なことです
  • プロフィールが止まっている:決まりに反した登録や情報の食い違いで、気づかないうちに表示されなくなっていることがあります
  • 業者が見ている数字がずれている:順位だけを報告され、来店につながっているかが分からない

営業の電話は、ここを見る

MEO の営業の電話は、私たちも受けたことがあります。月1万円ほどのものや、「いくつかの語で3位以内に入った日だけ、1日数百円」というものでした。月にならすと、どちらも1万円前後です。

私の記憶だけでは心もとないので、MEO の料金を出している会社の公式ページと比較記事で、料金の決め方ごとの目安を調べました(2026年10月)。

MEO対策の料金の決め方と目安。ツール型は月3,300〜12,800円で自分が手を動かす。月額の運用代行は、熊本・九州で月1万〜2.2万円、都市部や全国では月3.5万〜11万円。成果報酬型は、上位に出た日だけ1日1,000〜1,500円ほどで、ずっと上位なら月3万円以上になる。初期費用型は5万〜20万円で月額なし

図3:MEO対策の料金の決め方と目安

  • ツール型(自分で運用する)
    • 目安は月3,300〜12,800円ほど
    • 投稿の予約やクチコミの管理、順位の確認をツールでできる。手を動かすのは自分
    • 確かめること:毎月、自分で投稿や返信をする時間があるか
  • 月額の運用代行(熊本・九州)
    • 目安は月1万〜2.2万円ほど
    • 投稿の作成やクチコミへの返信を代わりに行う
    • 確かめること:投稿の本数、返信の件数、毎月の報告の中身
  • 月額の運用代行(都市部・全国の会社)
    • 目安は月3.5万〜11万円ほど
    • ブログや Instagram への投稿まで含むプランもある。最低6か月の契約の例もある
    • 確かめること:最低契約期間と、解約の申し出の時期
  • 成果報酬型
    • 目安は、決めた語で上位に出た日だけ1日1,000〜1,500円ほど(公式で確かめた例は1日1,100円・税込)
    • ずっと上位なら、月3万円を超えることもある
    • 確かめること:どの語で、何位以内を「成果」とするか。どこから測った順位か。月の上限はあるか
  • 初期費用型
    • 目安は5万〜20万円ほど(月額なし)
    • 最初に整えるところまでを頼む
    • 確かめること:そのあと、自分で続けられるか

金額は、税込と税別が混ざっています。また、同じ料金の形でも、中身は会社によって大きく違います。金額そのものより、次の点を確かめてください。

  • どの語で3位なのか:「店名」や、誰も探さない語で3位に入っても、新しいお客様は増えません。「業種+地名」の語かどうかを聞きましょう
  • 順位の測り方:地図の順位は、探す人のいる場所で変わります。どこから、いつ測った順位なのか
  • 店名に地名や宣伝の言葉を足す提案:Google のガイドラインでは、ビジネス名に正式な名前以外の言葉を入れることは認められていません。プロフィールが止まる原因になります
  • クチコミを代わりに集める・書く提案:割引や無料のサービスと引き換えにクチコミを頼むことは、Google のポリシーで禁止されています。1人が複数のアカウントで投稿するのも同じです
  • 順位以外の報告があるか:電話・ルート・ウェブサイトのクリックの数を、毎月見せてもらえるか

自分でやるか、頼むか

自分でやっても大丈夫です。ただ、Google のガイドラインやポリシーは確かめることが多く、うっかり反するとプロフィールが止まる(いわゆる垢BAN)おそれがあります。そのリスクを自分で見張れるなら、自分でやって問題ありません。

一方で、定期的な投稿や、クチコミへの返信、載せる中身を考え続けるのは、時間がかかって大変です。その手間を少しでも減らしたいなら、頼めばよい。私はそのくらいの温度感で考えています。

自分でやるか頼むかの分かれ目。ガイドラインを自分で確かめられ、毎月の投稿や返信の時間が取れるなら自分で。決まりの確認や毎月の手間を減らしたいなら頼む。どちらでも、電話・ルート・ウェブサイトのクリックの数を毎月見る

図4:自分でやるか、頼むか

頼む場合の料金は、上の図3のとおり、料金の決め方によって大きく違います。熊本・九州の会社では、月1万〜2.2万円ほどの運用代行がありました。「月にいくらで、何をしてくれるのか」を並べて比べてください。

意味があったかは、順位ではなく「行動の数」で判断する

Google ビジネスプロフィールの「パフォーマンス」の画面では、プロフィールを見た人の数に加えて、ルートの検索・電話・ウェブサイトのクリックの数が見られます(オーナー確認が済んだプロフィールのみ)。

意味があったかどうかは、ここで判断します。

  1. 始める前の月の数字を、メモしておく(見た人・電話・ルート・ウェブサイトのクリック)
  2. 2〜3か月、整備とクチコミ集めを続ける
  3. 同じ数字を比べる。あわせて、来たお客様に「何で知りましたか?」と聞いておく

ピラティス教室では、1の「電話・ルート」を記録していませんでした。これから始める方は、最初の月から残しておくことをおすすめします。順位が上がっても行動の数が増えていなければ、見直す合図です。

よくある質問

MEO対策は必要ですか?

お客様が地図や「業種+地名」で探す事業(来店型・出張型・飲食店)には必要です。会社同士の取引が中心の事業なら、正しい情報を出しておく程度で十分なことが多いです。

効果が出るまで、どれくらいかかりますか?

ピラティス教室では、運用を始めた最初の月(7月)から、見られる数が増えました。ただ、業種や地域、近くの同業の数で変わります。判断は2〜3か月続けてからをおすすめします。

MEO対策のデメリットは?

毎月の手間がかかることと、決まりに反するとプロフィールが止まるおそれがあることです。また、効果が薄い事業では、かけた手間とお金が見合わないことがあります。

費用の相場は?

料金の決め方で大きく変わります。ツール型は月3,300〜12,800円ほど、熊本・九州の運用代行は月1万〜2.2万円ほど、都市部や全国の会社は月3.5万〜11万円ほどでした(2026年10月に確認)。くわしくは、上の図3と「営業の電話は、ここを見る」の章をご覧ください。

H.TechnologyのMEO対策について

最後に、私たちの MEO 対策を少しだけ紹介させてください。

  • 通常は初期20,000円+月9,800円(税別・最低契約3か月)。投稿 月2本、クチコミへの返信 月5件まで、営業時間などの情報の更新、月1回の報告を代行します
  • しっかり運用は月19,800円(税別・最低契約3か月)。投稿 月4本、返信 月10件まで、クチコミを集める案内カード、近くの同業との比べまで含みます
  • 毎月の報告では、見られた数に加えて、電話・ルート・ウェブサイトのクリックの数もお届けします
  • 月額のホームページと同時にお申し込みいただくと、初期設定は0円です

「うちの事業に、MEO は要る?」という段階でも大丈夫です。くわしくはMEO対策のページをご覧ください。

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